「Steam Deck」開発元のValveが特許権侵害で訴えられる ... - livedoor 「Steam Deck」開発元のValveが特許権侵害で訴えられる ... livedoor (出典:livedoor) |
Immersionは触覚フィードバックなどの技術を開発する企業で、関連技術に関する多くの特許を開発・購入しています。そのため、特にゲーム機器などのハードウェアが登場した際には、自社の特許を持ち出して特許権侵害を訴えることが過去に何度もありました。
2002年にはImmersionがMicrosoftとソニーを相手取って訴訟を起こしており、MicrosoftはImmersionとライセンス契約を結ぶことで示談に落ち着いたものの、ソニーはその後2007年まで長い特許訴訟を繰り広げました。2007年3月1日、ソニーとImmersionは訴訟の終結に合意し、ソニー側が多額の賠償金を支払っています。この訴訟の最中、特許に抵触しないよう振動機能を省いたPlayStation 3用コントローラー「SIXAXIS(シックスアクシス)」が登場しましたが、ソニーとImmersionが和解したことから、その後発売されたDUALSHOCK 3には振動機能が復活しました。
ソニーやMicrosoftと同様に、AppleやGoogle、モトローラ、FitbitもImmersionに訴えられ、いずれも和解に持ち込まれたという経歴があり、2022年には新たにMetaが訴えられています。なお、任天堂はImmersionのライセンス契約を結んで訴訟を回避し、Nintendo SwitchにImmersionのシステムを導入したとされています。
特許を巡る数々の訴訟を起こしていることから、Immersionは大企業からライセンス料をもぎ取るパテントトロールであるとの批判もされています。今回の訴訟について、ゲーム系メディアのDexertoは「おなじみの企業からの訴訟」と題した記事を掲載。テクノロジー系メディアのThe Vergeは「通過儀礼のようなものです」と評しました。
記事本文はこちら
https://gigazine.net/news/20230518-valve-immersion-sue/