『アクトレイザー』 (ActRaiser) は、1990年12月16日に日本のエニックスから発売されたスーパーファミコン用横スクロールアクションゲーム。 主人公である神を操作し、魔王サタンを倒して地上の人々を救出する事を目的としている。横スクロールのアクションパートと「クリエイションモード」という名 47キロバイト (6,046 語) - 2021年8月20日 (金) 10:16 |
9月24日 発売
価格:
PS4/Switch/PC 3,520円(税込)
Android/iOS 2,440円(税込)
スクウェア・エニックスより9月24日に発売された、プレイステーション 4/Nintendo Switch/Android/iOS/PC(Steam)用アクションRPG+街づくりシミュレーションゲーム「アクトレイザー・ルネサンス」。本作は、1990年にスーパーファミコン向けに発売された「アクトレイザー」をリメイクした作品だ。
基本的にはオリジナルの良さを継承しつつも、グラフィックスの刷新やステージのアレンジ、新たな物語やボスなどの追加要素を含んだものとなっている。これまでも、オリジナル作品の移植などを望んでいる声を聞くことは多かったが、まさかリメイクで登場するとは、と驚いている人も多いのではないだろうか。
今回は、本日発売された「アクトレイザー・ルネサンス」のゲーム序盤を先行プレイすることができた。あの名作が30年の歳月を経てどのような進化を遂げたのか、こちらでお伝えしていきたい。
オリジナルの「アクトレイザー」は、プレーヤーが神となり、悪と戦いながら人類の繁栄を目指すという内容だ。その最大の特徴は、横スクロールのアクションパートと、シューティング要素が混ざった街開拓シミュレーションのクリエイションパートという、まったく性格が異なる要素が融合しているところであった。今回発売された「アクトレイザー・ルネサンス」でも、そうしたゲーム性は基本的にそのまま踏襲されている。
ゲームを始めて真っ先に驚いたのが、プレーヤーをサポートしてくれる天使が美少女のようなかわいらしいイラストで登場したことである。全般的なグラフィックスもかなり描き込まれており、アクションシーンではエフェクトも盛り込まれるなど、今風のスタイルに仕上げられている。
アクションパートは、道中の敵を倒していきながら障害物などを乗り越えて、ステージの最後にいるボスキャラを倒していくといったモードだ。ここで注目したいのが、新たに追加されたアクションだ。バックステップで敵の攻撃を避けることができるほか、斬り上げ攻撃や叩き斬り攻撃もできるようになった。
攻撃ボタンを続けて押すことで、最大3回連続で攻撃できるほか、3回目の連続攻撃で方向キーの左右を押して、無敵状態になる斬り抜け攻撃を発動させることもできる。こうしたアクションが追加されたこともあり、ゲームプレイ自体の爽快感もかなり増している。
ACT2からは、岩を壊したり敵を倒したりすると、魔力結晶というアイテムが入手できるようになる。この魔力結晶は、集めていくことで攻撃にバフが掛かるなど、様々な効果をもたらしてくれるのだ。そのため、強力なボスに挑む前に魔力結晶でキャラクターを強化するというのも、今作では重要な戦略となる。
アクションパートでは魔法を使うこともできる。オリジナルでは最大4つの魔法が使用できたが、「アクトレイザー・ルネサンス」では2つの魔法が追加され、全部で6種類の魔法が使用可能だ。どんなものが追加されるのかについては、実際にゲームをプレイして確かめてみてほしい。
ACT1のラストに登場するボスキャラは、紫電の魔騎士セントールだ。槍や雷撃などの攻撃はオリジナルとほぼ同じだが、ステージ中央に新たに岩場が追加されており、ずいぶんと戦いやすくなった印象だ。無事セントールを倒すことができるとステージクリアとなり、クリエイションパートに移行する。
アクションパートとは一転し、クリエイションパートでは街を育成しながら人類の発展を目指すシミュレーションゲーム的な内容となっている。天使を操作し、人間たちを導いて進むべき方向を示していく。そうすることで、彼らは自ら道や街を作り始めていくのだ。
人類が住む近くには魔物の巣があり、そこから魔物が襲いかかってくる。魔物は天使が矢を放つことで倒すことが可能だ。この矢はある程度ホーミングして敵に当たってくれる。また、ボタンを長押しすることで、3本の矢が同時に放てるチャージショットも使用できるのだ。
クリエイションパートでは、人間たちの悩みを解決するために奇跡を起こすことができる。たとえば樹木が邪魔で開拓が思うように進まないときは、雷を落として樹木や建物を破壊することができるといった感じだ。
人類を魔物の巣へと導くと、魔物の封印ステージに切り替わる。こちらは短いアクションパートのようなものになっており、時間内にコアを壊したり過去に登場したボスを倒したりすることで永久に封じ込むことができるのだ。
このクリエイションパートで追加された新要素の中で、特に注目なのはリアルタイムストラテジー(RTS)的な要素が盛り込まれているところである。街が発展していくと、資材が排出されるようになる。それを使って、砦を建てることができるようになるのだ。
砦では、町に襲いかかってくる魔物の襲撃をある程度防いでくれる。砦にはいくつか種類があり、門砦は道の上に配置することで、魔物の侵入を防ぐ。弓砦は、道以外の場所に建てる事ができ、弓で魔物たちを遠隔攻撃する。これらの砦を要所に配置しながら、いわゆるタワーディフェンス的な感じで魔物たちのウェーブを防ぐのである。
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