シリーズで最も売れた「ファイナルファンタジーVII」の主人公が、「原発を ... - 文春オンライン シリーズで最も売れた「ファイナルファンタジーVII」の主人公が、「原発を ... 文春オンライン (出典:文春オンライン) |
マリナ@ゲーマーズROOM@ROOM15923529ソースは文春オンラインの記事ですね
2023/03/04 18:55:01
私個人としては疑問というか違和感を感じる部分が含まれてますが、皆さんにも読んで色々感じていただけたらなと思い取り上げました👈
ソース記事は6パージあり結構長いですが、できれば全文読んでもらえたら… https://t.co/T84BHcnThi
『ファイナルファンタジー』シリーズは日本を代表するRPGで、1997年に発売された『VII』は国内だけで400万本、全世界で1000万本以上を売り上げ、国際的にも評価が高い。
内容は、一言で言えば、環境テロリストの話である。神羅電気動力株式会社、通称・神羅カンパニー(Shinra Electric Power Company)が、政治・経済的な権力を握っている独裁的な世界が舞台であり、主人公たちはそこに戦いを挑むテロリストだ。ゲーム開始直後に、主人公たちは魔晄炉(まこうろ)と呼ばれる発電所のような場所を爆破する。
つまり、ほとんど原子力産業や工業社会に抵抗するテロリストの話なのである。魔晄を掘り出し、魔晄炉という発電所のようなところでエネルギーに変え、非常に栄えているミッドガルという都市。そこに君臨する神羅カンパニーは露骨に、「中央」なり「資本主義」なりの象徴である。
主人公クラウドが加担することになるアバランチという組織は、「星命学」という思想を信じている。これは、要するに地球を守るために科学技術を排除しようという思想と、*だ魂が大地に戻るというスピリチュアル的な考え方が混ざったようなものである。過剰に工業と資本を誇張して描かれるミッドガルに対して、アバランチは素朴な自然・霊性のようなものを擁護する勢力だとみなせる。
ヒロインのエアリスは、無邪気な女性で、植物を育てている「古代種」だ。文明や科学や技術が進展することで失われた、無垢(むく)さ、無邪気さ、自然や優美さの象徴だろう。オリジナルの『VII』では作品の中盤で彼女が*れてしまう。
「ファンタジー」が意味すること
つまり、作品の基調となるのは、科学や技術、利益追求に邁進する世界のなかで失われる「自然」を求める、ロマン主義である。『ファイナルファンタジー』というタイトルなのに、描かれるのは工業的な世界だが、本作におけるファンタジーとは、このような機械的なものによって失われる「自然」的な感覚のことを指すのだと解釈できるだろう。
第2次世界大戦後、科学技術立国になって失われていったアニミズム的な心性の象徴だと考えることもできる。
作中の「メルトダウン」、「隠蔽」が想起させること
神羅カンパニーのひどさを本作は鮮烈に描く。たとえばミッドガルは、上層と下層に分かれていて、下がスラム街になっているが、神羅カンパニーはプレートを落として下の人々を大量に犠牲にしてしまう。スラム街育ちのヒロイン・ティファが、売春を思わせる仕事に従事しそうになるエピソードまである。
さらには、(オリジナルでの)ジュノンの町は、工業化による水質汚染で魚が取れなくなっている。コレルの町では魔晄炉の事故が起こり、焼き払われ、その跡地にゴールドソーサーという遊園地が作られている(現実で、公害などで汚染された場所が、観光地化されたり、そこにテーマパークが建設されたりするように)。
アバランチのリーダーであるバレットは、元はここの鉱員で、豊かになるために魔晄炉誘致に賛成し、反対者の説得をしていたが、事故により故郷が壊滅し、後悔と自責の念と怒りでテロリストになったという過去を持っている。
ゴンガガ村では魔晄炉がメルトダウンして村が失われていたり、村が焼き払われて隠蔽(いんぺい)工作が行われていたりと、なかなかシビアな状況が描かれている。「メルトダウン」や「隠蔽」などは、チェルノブイリなどの原子力発電所事故を思わせる。
続きはソースで
https://bunshun.jp/articles/-/61068