ラリーX 』(ラリーエックス、RALLY X)は、1980年11月にナムコ (後のバンダイナムコアミューズメント) から稼働されたアーケード用固定画面アクションゲーム。北米ではミッドウェイから稼働された。 青い車(マイカー)を操作し、追ってくる赤い車(レッドカー)やランダムに置かれた岩を避けながら
42キロバイト (3,995 語) - 2021年11月23日 (火) 08:47




■青ざめるほどの驚異的な難易度

 初代『ラリーX』のグラフィックは、現在の若者から見ればかなりショボく見えるかもしれない。だが、実際にやってみるとその難易度に青ざめてしまうはずだ。

 マップに点在するフラッグの位置は、ゲームオーバーごとにリセットされる。それをレーダーで把握しつつ、自分が進むべきルートを脳内で即座に組み立てなければならない。

 燃料を多く消費してしまうためポンポンと使える技ではないが、追尾してくる他車に煙幕を浴びせて一時的に足を止める、ということもできる。そもそもプレイヤーのクルマはお世辞にも燃費がいいとは言えず、しかも他車のほうが若干速度が速い。結局は巧みなドライビングテクニックと戦略がモノを言うゲームなのだ。

 なお、『ラリーX』が稼働する半年前にはナムコから歴史的名作『パックマン』が登場している。この二者はシステム上の共通点も多いが、『ラリーX』はよりスピーディーゆえに瞬時の決断力と反射神経が求められた。それがさらに難易度を高くしていた、という事実は否めない。

 1981年2月には難易度を抑えた『ニューラリーX』が稼働し、一般的にはこちらのほうが有名だろう。が、筆者としては辛口の初代を高く評価したい。
■ゲームオーバーでマップを覚える「やり込みゲー」

 初代『ラリーX』は『アーケードアーカーブス』で配信がスタートしたが、実際にプレイしてみると恐ろしいまでの「やり込みゲー」であることが分かるだろう。何度もゲームオーバーになるうちに、自然とマップを覚えてしまう。そこから立ち回りやコツを手探りで身につけることで、気がついた頃には自分でも驚愕してしまうようなテクニックが備わっているのだ。

 最近のゲームユーザーは「激辛難易度は必ずしも悪いことではない」ということを知っている。30年前はなかなか理解されなかった要素だが、それゆえに初代『ラリーX』は再評価されるべきゲームではないか。当時遊んだことがなかった人も、一度プレイしてみてはいかがだろうか。

記事本文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e50e48c2b5e535d0fac259c7181ef68832bf6ac?page=2

1 フォーエバー ★ :2021/12/28(火) 20:32:24.00 ID:CAP_USER9.net

画像はNintendo Switch『アーケードアーカイ* ラリーX』公式サイトより

 1980年代から1990年代のレトロアーケードゲームを現代に復刻する、ハムスターによるプロジェクト『アーケードアーカイ*』。2021年10月14日には、1980年11月に稼働を開始したナムコのレースゲーム『ラリーX』がPS4、Nintendo Switch向けに配信となった。

【画像】驚異的ムズさでゲーセン客が青ざめた『ラリーX』のグラフィック

 これはシンプルながら、“激辛”とも表現できる難易度で知られたタイトルである。プレイヤーは青いクルマを、まるで迷路のようなコースで走らせる。このコースに点在するフラッグをすべて取ればステージクリアだが、文字で書くほど簡単ではない。複数台のNPC(赤いクルマ)がプレイヤーを追尾し、なんと体当たりを敢行! その他にも燃料や障害物に気をつけなければならず常に注意が必要。見た目以上に難しいゲームだった。

 だが、そんな『ラリーX』がゲームセンターの客を虜にしていた時代が確かに存在したのだ。

■レーダーを頼りに効率のいいルートを選ぶ
 1980年の日本は、上昇気流に乗っていた。列島を震撼させた石油ショックも過去の話となり、家電や自動車や電子機器、そしてそれらに付随する半導体の輸出は絶好調だった。「いいものはみんな日本製」と誰もが口をそろえていた時代だ。

 国が豊かになると、国民も海外の「面白いもの」に目を向けるようになる。そのひとつがモータースポーツの一種、ラリーである。どこまでも続く広大な不整地をクルマで疾走するということは、日本ではなかなかできない。ちなみに、第1回パリ・ダカールラリーは1978年12月にスタートしている。

 コンピューターゲームの世界にもモータースポーツを題材にした作品が登場するのは、時代の必然だった。が、以上の背景があったとしても『ラリーX』はなかなかどうしてぶっとんだ内容である。

『ラリーX』は、なぜか追ってくる他の車を回避しつつ、マップ上にあるフラッグをすべて取るというルール。ラリーなのに最速タイムやジャストタイムを競うものではなく、西部警察よろしくカーチェイスをしている。プレイヤーは何か悪いことでもしでかしたのかもしれない。

 しかしこのカーチェイスは、頭脳を要求される。画面右側のレーダーには自車、他車、フラッグの位置が表示されていて、それを参考にしながらより効率よくフラッグを取っていく。さらには燃料の概念まであり、あまりモタモタしていると移動速度が極端に低下してしまう。マップの構造を記憶しながら、他車に追いつかれないよう戦略を組み立てなければならないのだ。

12/28(火) 17:31配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e50e48c2b5e535d0fac259c7181ef68832bf6ac

(出典 i.imgur.com)


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