昔はゲームのセーブデータがよく消えた……「ドラクエ3とFE外伝で何度泣いたか」「カセット落とすと血の気が引いた」 - キャリコネ 昔はゲームのセーブデータがよく消えた……「ドラクエ3とFE外伝で何度泣いたか」「カセット落とすと血の気が引いた」 キャリコネ (出典:キャリコネ) |
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2020/12/6
楽しく遊んだゲームの進行状況をセーブして、就寝する。翌日、「さあ続きをやるぞ」と思ったらデータがない。こんな理不尽に見舞われたゲームキッズが昔は多かった。
ファミコン、スーファミの時代はゲームもカセット。ちょっとした衝撃で壊れることもあったし、セーブデータが消えることもよくあった。
しかし、たびたびデータの消えるゲームに、なぜ昔の子どもたちはあんなに熱心だったのか。今回はその理由を考えてみよう。(文:松本ミゾレ)
先日、掲示板に「昔のゲームってデータ消えまくってたってマジ?」というスレッドが立った。スレ主は「昔の人マゾすぎない?」と書き込んでいるので、平成生まれの比較的若い人なんだろう。
「ドラクエ3とFE外伝で何度泣いたか分からない」
「かーちゃんの掃除機がスーファミに当たった時の絶望感」
「友達から借りたFF4が脆すぎてプレイ中にちょっとソフトに触れただけで*アウトしてセーブが消えてた。あの飛空艇が出てくるオープニングを何度見たことか。軽いトラウマ」
「カセット落とすと血の気が引いたよね」
「スーファミの近くをちょっと勢いよく歩いただけでデータ消えてた」
こんな具合に、悲劇を経験した人々の声は枚挙に暇もない。そうそう、衝撃、振動。これらはカセットにとってはご法度だった。
スレ主は、すぐにデータが消えるゲームにめげずに取り組む姿勢を疑問に思っているが、これはもうしょうがないのだ。昔は今ほどゲームが安くない。スーファミのカセットだと1万円以上するものもあった。
どんなにデータが飛んでしまっても、諦めるには惜しいほどゲームは値が張っていたのだ。親だって苦労して稼いだお金で買ってくれるわけだし、それを粗末にはできない。だから涙をこらえてニューゲーム。それしかないのである。
後年、プレステのソフトはフルプライスで5800円とかだったときはびっくりした。ほぼ半値。まあ、あっちはあっちで傷がつくと再生できなくなる脆さがあるんで、カセット同様弱点が多かった。