赤松 (あかまつ けん、1968年〈昭和43年〉7月5日 - )は、日本の漫画家、実業家、政治家、創作関連ロビイスト、自由民主党所属の参議院議員(1期)。血液型はB型。赤松スタジオ代表、株式会社Jコミックテラス取締役会長、日本漫画家協会常務理事、表現の自由を守る会最高顧問。
28キロバイト (3,527 語) - 2022年8月12日 (金) 11:25




この「飽きるだろ」発言は瞬く間にTwitter上で注目を浴び、ユーザーからの声も多数寄せられた。「たしかに30%以上は多いように思える」との同意の意見も見られるものの、基本的には赤松氏の認識に対する反対意見が中心のようだ。たとえば、「3時間以上ゲームをプレイするのは昨今では珍しくない」「同じゲームだけ遊んでいるとは限らない」などの指摘だ。

ほかにも、「飽きるだろ」という言葉を見て、赤松氏がゲーム文化や魅力を軽視していると解釈した者も少なくない様子だ。「ゲームというコンテンツの否定である」「オタクの側に立っていない」「ゲームにはそれくらいの魅力がある」などとして、赤松氏を真っ向批判する声も多数寄せられている。一方の赤松氏は8月12日、一連の指摘を受けて謝罪ツイートを投稿。「飽きるだろ」は余計な一言だったとして、表現について謝罪している。しかし、依然として「赤松氏が本心ではゲームを軽視しているのではないか」と訝しむ声があがる状況だ。

ただし、実際に赤松氏がゲームを軽視しているとは考えづらい面もある。というのも、一連のツイートの意図を要約すれば「子どものゲームプレイ時間が正確に計測されず、ほかの要因も考慮せずテストの正答率と結び付けられれば、いたずらにゲームが悪者にされる可能性がある」との懸念を示す内容である。また、アンケートに答えたのは児童ら自身。赤松氏が釈明したように「子どもの証言のみを分析の根拠としてよいのか」とする懸念も一理あるだろう。つまり赤松氏の発言は、ゲーム文化のいたずらな印象悪化を防ごうとする側の意見と受け取れる。

また、赤松氏がゲームについて無知無関心であるかというと、そうではないと思われる。まずひとつには、赤松氏は議員当選後「過去のゲームの合法的保存」に取り組んでいくことを明らかにしている(関連記事)。さらに同氏は、自身でゲームを開発した経験もある。PC-8801向けアクションRPG『PALADIN』である。同作の開発について振り返るブログ記事にて赤松氏は、幼少期よりゲームが好きであり「少ないROMカセットで朝から晩まで遊んだ」と懐述し、ゲームやプログラミングへの愛情を伝えている。ほかにも、赤松氏はMMORPG『ウルティマ オンライン』を10年以上遊び、寝食を忘れて熱中したとも語っている。つまり、赤松氏の言葉を信じるなら「夢中でゲームをやる感覚」や「ゲームの魅力」については知っていると考えられるわけだ。

そうした背景を踏まえると、赤松氏の「3時間で飽きるだろ」発言は、ゲームの魅力を否定したものではなく「不正確なデータではないか」との違和感を軽率に言葉にしてしまった結果だったようだ。ただ、この見解はあくまでも赤松氏の主観。昨今におけるゲームの遊ばれ方や、子どもたちのゲームプレイの実情とギャップが生じている可能性はある。赤松氏自身も認める通り、「飽きるだろ」との言葉選びも乱暴であり、批判を招くのも致し方なかっただろう。また、同氏が調査方法の一例として提案した「Nintendo みまもり Switch」アプリの利用や「親を対象とするアンケート」については、本当に手法として適切か、そして正確なプレイ時間データが得られるかとの疑問もある。

一方で赤松氏の発言そのものは、ゲームプレイ時間とテスト正答率の相関性について、しっかりとした吟味を求める内容だった。そもそも子どもの学力に影響する可能性がある娯楽や生活習慣は、ゲームのみに限らない。にも関わらず、「ゲームプレイ時間とテスト正答率に相関性がある」などの情報のみが独り歩きすれば、「ゲームをやめさせれば子どもの学力が上がる」といった短絡的思考に結びつきかねない。赤松氏が一連のツイートで示したのも、そうした早計な「ゲーム悪者論」に対する懸念だったのだろう。

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https://automaton-media.com/articles/newsjp/20220813-214319/

1 名無しさん必死だな :2022/08/12(金) 10:01:43.16ID:WaxbeaHQ0
@KenAkamatsu
今年の「全国学力・学習状況調査」の結果発表があり、「ゲームをする時間が長いほど、児童の正答率は全教科で低い傾向」との報道があった。
しかしこの群間差は因果関係ではないので、文科省を呼んでレク。「ゲーム時間を短くすれば正答率が向上するとの認識か」と質問し「いいえ」との回答を得た。→

@KenAkamatsu
そもそも児童に「平日1日どれくらいゲームをやるか」と質問して、3時間以上と答えた小中学生が30%もいるのは多すぎる。飽きるだろ。親に聞くか「みまもりswitch」アプリなどを見て、もっと科学的に分析した方が良いのでは。放っておくと「ゲームは悪者」という方針になるので適宜指摘していきたい。