NINTENDO64 > 64DD 64DD(ロクヨンディーディー)は、任天堂とアルプス電気の共同開発による、ゲーム機NINTENDO64の周辺機器。本体の下に取り付けて使用する磁気ディスクドライブである。 64DDは「ロムカセットに見られるデータ容量の制限を克服した上で、CD-ROMでは実現でき 22キロバイト (2,267 語) - 2020年6月18日 (木) 11:43 |
64DDは「ロムカセットに見られるデータ容量の制限を克服した上で、CD-ROMでは実現できない大容量の書き換え領域を活用することにより、ユーザーに新しい遊びを提供する周辺機器」として開発された。任天堂のゲームソフト開発者の中に、外から新しいゲームのキャラクターデータやコースデータ等のプログラムを追加・変更してゲームを動的に変化させたいという希望があり、開発が始まった。その為にかつてのファミコンディスクシステムのようにディスクライターを店頭に設置する予定だった。
なお、容量面では64DDは64MBであり、CD-ROMの540MBには及ばない。この点について開発責任者の竹田玄洋は「容量は多いのは少ないよりもいい」「しかし64DDというのは、書き換えられるというのが基本にあるわけです。そこでは、やっぱり読み出し専用のものと同じくらいの容量はありえない」「そういうふうにコストとかをいろいろ考えた上でそう決まった(中略)折り合いのついたところがそのへんだった」と述べている。
当初「NINTENDO64 DISK DRIVE」の略称だったが、発売時には正式名称になった。
NINTENDO64発表当初から公開されており、ユーザーの間では長らく発売が待たれていたが、ソフト開発の遅れやNINTENDO64自体の普及が進まなかったことなどにより発売の延期が繰り返されていた。その後、ドリームキャストやPlayStation 2といった第6世代ゲーム機に今後の注目が移っていた1999年初夏に、任天堂とリクルートが合弁会社「株式会社ランドネットディディ」を通じて提供するネットワークサービス、ランドネット(発表当初の「エンターネットサービス」から改称)専用の通信端末としての発売が決定する。 ランドネットディディを設立する事になる香山哲(後にセガ代表取締役最高執行責任者)が関わる前までは、任天堂から発売される予定だったが、ランドネットディディが64DDの販売に関する権利を買い取った為、任天堂からは発売できなくなった。
当初64DD用として開発されていたソフトのほとんどが64DDの商用化の遅れにより計画変更され64カセットでの発売となったこと、更にはNINTENDO64の次世代機となるドルフィンの開発着手が公表され将来性を疑問視されたことも普及を鈍らせた。また、発表時には北米での展開も示唆されていたものの、最終的に実現しなかった。
また、本体上面には更なる付属機器を追加出来るようにコードを通すS字の溝があるが、使用する必然性のある周辺機器が発売されることは無かった。発表当時のイラストによると、モデムとして実際に発売されたカートリッジ型のものではなくコントローラーポートにつなぐケーブル接続型のものが検討されていたため、それを後ろ側へ逃がすための溝であったとみられる。
磁気ディスクの大容量を活かし、ムービーシーンを多用した『ファイナルファンタジーVII』や、書き換え領域を活用した『ドラゴンクエストVII』等のゲームが製作される予定だったが、いずれもPlayStationに移籍してしまった。
本体のカセット差込口を塞がない設計となっており、カセット型の周辺機器やカセットソフトをディスクで拡張するといった遊びに対応している。実際にカセットで発売されたソフトの一部(『ゼルダの伝説 時のオカリナ』、『マリオパーティ』など)には、64DDを用いてステージなどを追加する予定があった。その名残か、本体に64DDを接続してこれらのソフトを起動すると、64DDの拡張パックについてのメッセージが表示され、64DDにディスクを挿入したまま起動すると「ディスクが間違っています。」という旨のエラーメッセージが表示される(そもそも64DDに対応していないソフトを起動した場合、エラーメッセージは表示されない)。
仕様
型名:NUS-010(JPN)
記録方式:両面磁気記録
フォーマット容量:約64.45Mバイト(64,458,560バイト)
データ転送レート:約1.0Mバイト/秒(最大)
電源:NINTENDO64より供給
時計機能:内蔵
・発売中止になったソフト
これらのソフトは企画されたものの発売中止になった。
『エコーデルタ』
『スーパーマリオ64 2』 - 『スーパーマリオ64』の続編。ルイージが登場する予定だった。また、「NINTENDO64 スペースワールド '96」にて、スーパーマリオ64 ディスク版(SUPER MARIO 64 DISK VERSION)が出展されていた。
『ポケットモンスター64』
『キャベツ』 - 飼育・育成ゲーム。糸井重里が製作に携わっていた。
『ウォール街』 - 実際の株価などを使用する経営シミュレーションゲーム。
『マリオアーティスト サウンドメーカー』
『シムコプター64』
『デザエモンDD』 - 『デザエモン3D』の拡張ディスクとして発売される予定だった。
『飛龍の拳スタジアムDD・SDバージョン』 - 『飛龍の拳ツイン』の拡張ディスクとして発売される予定だった。
『飛龍の拳スタジアムDD・リアルバージョン』 - 上記を参照。
『現代大戦略 Ultimate War』
『DT』
『TEO』
『将棋』
Wikipediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/64DD
3万も払わせておいて、最初にセットでついてくるソフト除いてたった2本の超微妙なソフトしか出ない始末
元々発売予定だったソフトは軒並み発売中止なったり64用ソフトになったり
公式ではっきり64DDで追加ダンジョンを配信すると言っていた時オカも無かったことに
今思うとこのころから任天堂の簡単にハードを捨てる癖って凄かったんだよな
かなり悪質な件だったのに64DD詐欺に関してはあんまりゲハで語り継がれてないのは何故だろう